今日は6年生が東京小山FC、FC トラベッソ(南アルプス市)と練習試合でした。Tリーグ後期4戦を終えて見えてきた課題の修正に取り組みました。ただ、トレーニングマッチは、チーム課題の改善と同時に、個々の選手の成長の場でもあります。その際の指導の観点のひとつに、オフザボール・オフザピッチがあります。よく言われていることですが、サッカーでは90分の試合でも、ボールに関わるプレーは2〜3分しかありません。残りは、ボールのない状態でサッカーをしているわけですから、いかにオフザボールが重要かが分かります。しかし、指導上難しいのは、子どもたちに具体的な指示を出しても、次の場面ではまた違った答えがそこにはあります。つまり、状況に依存するということです。これは、オフザピッチでどう行動するかと同じだと思います。周りの状況をしっかり把握する(感じとる)ことから始めなければならないということです。その意味では、オフザピッチで正しい行動ができる選手は、オフザボールでも理に適ったプレーができるようになります。元日本代表監督のオシム氏は、代表の合宿でも、食事などの様子を常に観察していたそうです。サッカーの上達には、技術・戦術以外にも、人としての成長も欠かせないということですね。