一昨日のチーム練習、昨日のスクール練習に参加しました。大嶋監督が怪我の治療のため(完治しておりますのでご心配なく)、指導のお手伝いに入りました。寒さをものともせず子どもたちは元気にボール追っかけていました。これまで子どもから大人までいろんなカテゴリーの指導をしてきましたが、子ども指導が一番難しく面白いですね。その理由の一つに、言葉で伝えることが難しいということがあります。指導者がイメージしている練習の方法や意図を子どもたちが理解できるかということです。そのような能力を“サッカー脳”ということがあります。練習メニューを少し説明しただけで、練習の全体像をつかむことのできる優れた“サッカー脳”を持つ子どももいます。しかし、“サッカー脳”は先天的な部分だけでなく、多様な経験を積むことで培われるものでもあります。そのため、練習の方法や意図をすべて「説明」するのではなく、小出しにしながら子どもたちに一生懸命「考えさせる」ことも大事になってきます。そうすることによって、指導者が想定した練習メニューを超えた内容が創り上げられることもあります。指導者には予定した練習メニューをその場で作り替えていく臨機応変さが求められますが、それが楽しさの一つでもあります。さて、大学でも論文の添削(赤ペン)指導する際に、わざと読めないような汚い字(本当は字が下手なのでごまかしているのですが・・・)で書くことがあります。学生は、「なんて書いてあるのだろう?」「先生は何を言いたいのだろう?」と悩みながら、一生懸命答えをひねり出してきます。それが学生の力になると思っていますが・・・果たして・・・