今日は4・5年生が太子堂さんとフットサル場で練習試合(5対5)をしました。サッカースタイルがポゼッションからショートカウンターへと変化する中で、最近はトランジッション、いわゆる「切り替え」の重要性が強調されるようになりました。今日の会場のように狭いコートでは尚更です。ボールを奪われるとあっという間にシュートまで持っていかれます。この一瞬の変化がサッカーの魅力でもあります。他のスポーツ、特にアメリカ型のスポーツでは、攻と守がはっきりと分かれています。野球は3アウトでチェンジ、アメリカンフットボールでは4回の攻撃で10ヤード進まないと攻守交替。サッカーに似た攻守入乱れ型のバスケットボールでも、マイボールになったら24秒以内にシュートを打たなければ攻守が変わります。これらアメリカ型スポーツはエンターテイメントとして発展してきたため、見る側(観客や視聴者)が分かりやすいようなルールになっているのです。「見せるスポーツ」とも言えます。現在、東京オリンピック・パラリンピックが開催中です。この大会からサーフィンやバスケの3×3、スケートボードなどが新種目として採用されました。これらはまさしく「見せるスポーツ」です。IOCはオリンピック離れが進む中で、メディアを最大限に生かし、若者を取り込むためにこれらの種目を取り入れたともいわれます。次回、パリオリンピック・パラリンピックからはブレイクダンスも採用予定です。トランジッションの話から随分それてしまいましたが、オリンピック・パラリンピックはサッカー以外の種目の魅力に触れる良い機会でもあります。気になるスポーツの歴史やルールについても調べてみたらどうでしょうか。