今日は、4・5年生が横河武蔵野ジュニアと練習試合、1年生が調布市大会でした。1年生は、予想通り緊張からのスタートでしたが、慣れてくるといつもの力を発揮し楽しんでくれたようです。さて、スポーツは残酷だと言われることがあります。それは、勝者と敗者に分かれることや、才能の有無が明確に表れるからです。しかし、スポーツでは予想もしないことが起こることもあります(ジャイアントキリングなど)。だからスポーツは面白いとも言われるわけです。しかし、実際には、ジャイアントキリングが起こる確率は低く、「努力」が才能を上回ることはほとんどありません。「努力は報われる」「夢は諦めなければ必ず叶う」などの言説は、結局は「報われた」「叶った」少数の人の言葉が象徴的に流布されるに過ぎません。多くの人は敗者になり、夢は叶わないわけです。では、「努力」は無駄かというとそうではありません。「努力」すること自体が財産だと言う場合もありますが、それだと精神論になってしまいます。必要なことは、明確な方法と目標を持って「努力」することです。そうすると、他の場面でも発揮できる「努力する力」が身に付いてきます。さすがに、小学生がそのような計画性を持つことは難しく(中にはできる子どももいますが)、そこに指導者としての役割が求められてくるのだと思います。一人一人の子どもたちの「努力」する方法と目標を提示し、「努力する力」を身に付けさせてあげたいと思います。