今日は5年生が南山ESCと練習試合でした。そして、先週のU15全国準Vに続き、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2023に出場していたソレッソ・セレクト(熊本・鹿児島・宮崎の選抜)が、準決勝でヴィッセル神戸U12を破り決勝進出。決勝はあの「FCバルセロナ」。惜しくも1-3で敗れ、またもや準優勝でした。さて、夏休みを利用して、スポーツ指導者の調査に取り組んでいます。先週は、WBC戦士で三冠王の村上選手の出身クラブ(熊本東リトルシニア)を訪ねました。監督さんは70歳前の方で、高校野球、社会人野球で活躍した後、40年ほど指導に携わられています。村上選手以外にも、ご自身の息子さんなど数名のプロ選手を輩出しています。しかし、東京で調査している武蔵府中リトルシニアもそうですが、全ての指導者がボランティアです。土日は全て野球の指導があり、休日はお正月だけとのこと。年間ほとんど「無休」のうえに「無給」というわけです。サッカーのクラブチーム指導者とは大きな違いがあります。日本のスポーツは野球が牽引してきました。それは、制度的な側面だけでなく、考え方やマナーのあり方などにも影響を与えてきました。古くは「野球害毒論」、そして、今回の甲子園では慶応の「頭髪」「応援」など論争が絶えません。スポーツとお金は無関係であるべきだという感覚には、野球の「プロアマ規定」の影響があり、野球指導者の多くがボランティア(無給)で活動しています。アマチュア野球の頂点が「甲子園」ということも影響しているのだと思います。スポーツの「普及」には、それを「支える」ボランティアが必要です。しかし、「発展」には限界があります。これまでスポーツの「普及」に野球は大きく貢献してきました。これから先の「発展」には、野球自らが「変化」するか、サッカーなどの他のスポーツが牽引していくことが求められるのではないでしょうか。