
今日は、1年生がAC Get、3年生が東京BIG、4年生が調布市大会、5年生が三鷹七小キッカーズ、6年生が青梅新町と練習試合でした。4年生は、予選リーグ2連勝スタートです。さて、今週の朝日新聞では、「サッカー王国の光と影」という記事が連載されています。レアル・マドリードに所属するビニシウスが、貧困と犯罪の町から抜け出し、大成功を収めるという切り口でした。彼が、簡単に「悪の道」に進まず、成功できたのは、サッカーの能力はもちろんですが、両親が「正しい道」に導いたからということでした。確かに、ビニシウスは貧困世界に射す輝かしい光だと思います。そして、それを目指す子どもたちにとっては「希望」でもあります。これまで、ペレ、ロナウド、ネイマールがそうであったように。しかし、一体何十年この状態が続くのでしょうか。貧困と犯罪から脱げ出す方法としてのサッカーの持つ力を賞賛するよりも、「サッカーしかない」社会を問題にしなければならないような気がします。もっと言うなら、サッカーという微かな光があるために、貧困と犯罪が常態化してしまうとも言えます。ビニシウスの両親のように「正しい道」に導く社会を作ることで、1人のビニシウスではなく、より多くの幸せな子どもを育てることになるはずなのですが。4回目の記事では、2000年代の経済発展のおかげで、中間層が劇的に増え、路上サッカーをする子どもが減少、ブラジルサッカーの低迷を招いているとの指摘もありました。んーなんか本末転倒のような・・・と考えていたら、日本でもお馴染みの闘将ドゥンガ(元ブラジル代表キャプテン)が「親が自分の生活を変えるために、子どもを無理してサッカー選手にさせたいのは不正義だ。そんなブラジルは、一刻も早く変わらなければならない」と言っていました。流石です。