
今日は、2年生が府中グリーンファイターズと、3年生が入ニFC他と練習試合でした。私は、サッカーエージェントの方を招いたシンポジウムのコーディネイトでチーム帯同はできませんでした。エージェントの方は、高校サッカーで活躍し、プロサッカー選手を目指して関東1部の強豪大学に進学したものの、大学ではトップチームに上がることが出来なかったそうです。しかし、プロサッカー選手になる夢を諦めきれず、独力でオーストラリアのメルボルンのチームとの契約を勝ち取ったということでした。通常、東南アジアなどでプロサッカー選手になる場合、現地の日本人選手やエージェントを頼りにトライアウトを受けるのですが、あえて日本人のいないメルボルンを選んで乗り込んだそうです。大学時代のコーチの「簡単なことと難しいことの両方ある場合、難しい方に挑戦しろ」という言葉に影響を受けたそうです。しかし、3年目にプロサッカーとしての限界を感じたことと、自分の経験を活かしたサッカービジネスに挑戦したいという気持ちが強まり、現地の大学院でスポーツマネジメントを学び、現在はFIFA公認のエージェントとしてお仕事をされています。サッカービジネスだけでなく、日豪の文化交流イベントを開催するなど新たなことにも挑戦されています。まだお若いですが、人生を「切り拓く力」みたいなものを感じました。還暦の私にもまだ人生を「切り拓く力」があるか自問自答した一日でした。