今日は、4年生の調布市大会が雨のため延期になりましたが、3年生のトリプレッタ渋谷との練習試合、6年生の調布市ゆりーと杯は開催されました。6年生は決勝トーナメントで惜しくPK戦で敗退しました。全選手を出場させながらの戦いということもあり、「連動性」」や「勢い」が不足していた感じでした。選手全員がそれぞれの課題を感じでくれたと思いますので、Tリーグに向けて修正して欲しいと思います。さて、一昨年辺りから、私が担当する大学院科目を履修する留学生が増え、今年は中国人6人、ベトナム人1人、日本人1人の計8名が履修しています。教材は拙著「サッカーピラミッドの底辺から」(道和書院)ですが、日本のジュニアスポーツの制度や慣習が分からないため、なかなか理解が難しいようです。逆に、中国の状況を聞いてみると、まず一般的には、小学生を対象にしたスポーツの「クラブ」はなく、学校の中に先生が教える参加自由のスポーツの時間があるそうです。もちろん、全国大会などのコンベンションはありません。形態は「部活動」みたいなものですが、対外的な試合に出場したり、それを目標にすることはないそうです。体育・スポーツ経営学では、スポーツクラブを従属的クラブと主体的クラブに分けることがあります。活動の目的を大会など「外側」におくことを「従属的」と言い、活動そのものを目的とすることを「主体的」と言います。どちらが良くてどちらが悪いということではなく、それぞれに長所・短所があります。例えば、日本では多くのクラブが「従属的」に活動していますが、大会の結果のみに意識が向いてしまい、活動自体を楽しめなくなることもあります。当たり前のことですが、選手だけでなく、指導者も保護者も、時には「何のため」にクラブで活動しているのか自ら問い直すことも必要ですね。