
今日は5年生が五本木FCと練習試合でした。一期生の時から対戦して頂いているチームです。雰囲気も良く、勉強になります。少年サッカークラブの運営には、多くの課題がありますが、町クラブ特に少年団系(小学校単位)のクラブにも特有の課題があります。校庭などを使用できる点では活動しやすいのですが、指導スタッフを量的にも質的にも確保するには限界があります。そこで有力な人的資源として「お父さんコーチ」が重宝されることになります。しかし、それが別の課題を生み出すこともあります。よくある話ですが、先日あるクラブの保護者から相談がありました。チームの方針(選手起用など)に関して、複数の「お父さんコーチ」たちが異議を申し立て、ヘッドコーチを解任してしまったというのです。方針の内容(何に反対したのか)ということは、ある種の「主義」「主張」を含みますので、どちらが正解は言えません。当然、何度も話し合いや議論は交わされたと思いますので、その結果についても特に口を挟めるものでもありません。しかし、クラブを一つの地域集団(組織)としてみた場合に言えることがあります。少年サッカークラブを長く続けていくためには、地域に根ざす必要があります。それは、地域に「自分たちのクラブがどういうクラブなのか」ということを理解してもらうということでもあります。子どもも「お父さんコーチ」もいつか必ずクラブから離れます。それでもクラブが地域に残っていくためには、地域にとっての存在意義を高めることが必要です。そういう視点で見ると、先のヘッドコーチ解任の問題も別の解決方法があったのではないかと思います。