今日は3年生の河口湖合宿の最終日。ちびっ子たちも頑張っているようです。さて、昨日のブログで予測やボール回しについて書きましたが、その前提として大事なのは「見る」ということです。よく首を振ったり、顔を上げるように指導することがありますが、当然それは「見る」ために必要な動作・姿勢です。このような物理的(身体的)な視野の確保は重要ですが、それとは異なる、頭にイメージする(頭の中で見る)ことも重要です。これはサッカーに限ったことではありません。例えば、野球では150キロのボールを「見て」打っている訳ではありません。もちろん「ボールをよく見ろ」とは指導されますが、実際に「見て」打っては間に合いません。頭の中にイメージされた画像のもと、「予測」して身体を動かしているという感じです。それが結果的に「ボールが止まって見えた」という表現につながります。サッカーでスルーパスやサイドチェンジで「よくそこを見ていたなあ」と言われることがありますが、これもコート全体と選手の配置を「頭の中で見ている」からできることです。ゴールを背にして(見ていない状態)でも、ゴールマウスの隅にゴールできるのも同じです。では、どうやったらそれができるようになるか。やはり、それは「経験」と「意識」ですね。繰り返し、意識してプレーすることで、頭の中にイメージを描くことができます。要は、サッカーはサッカーでしか上手くならないということです。