
今日は6年生は調布FC(中学生)、5年生は立川九小とコリオーラ、3年生は松原SC、2年生は狛江5FCとそれぞれ練習試合でした。この時期、運動会が多く日程調整も難しいところがあります。昔は、「秋の運動会」でしたが、今はどちらかいうと春が多いですね。以前、10/10に固定されていた「体育の日」(今はスポーツの日)は、最も晴れの確率が高い日として、東京オリンピックの開会式が行われた日です。「スポーツの秋」ということも重なり、運動会も秋に開催されていました、春に移った理由は、温暖化など様々な理由がありますが、その一つとして、先生たちのクラス運営に好都合だということもあります。新年度が始まり、なかなか落ち着かない子どもたちも運動会という目標に向けて、クラス一丸となって取り組むことができます。『小学校〜それは小さな社会〜』というアカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞を受賞した映画があります。日本の公立小学校に通う子どもたちと教師たちの絆や教育のあり方を通して、学校という空間が子どもたちの成長に与える影響を描いた作品です。その映画監督である山﨑エマさんの運動会に対するコメントが新聞に載っていました。運動会には、映画でも描かれていた日本の小学校が持つ独自の文化や人と人との深い関わりがあるというのです。「協調性」「共同作業」「助け合い」といった欧米の個人主義とは異なる日本独特の教育理念が含まれていて、今の自分があるのは運動会のお陰だと述べられていました。山崎さんは、小学校を卒業後にインターナショナルスクールに通われていたので、逆に「日本らしさ」に気づかれたのではないかと思います。体育の日がスポーツの日になったように、運動会もスポーツ大会やスポーツフェスティバルというところも多くなりました。名称は変わっても、「日本らしさ」は失わないで欲しいですね。