2024年がスタートしました。今年もよろしくお願いします。DURO の活動は、昨日の初蹴りから始まり、今日は2年生がGrantFC、3年生が南浦FC、6年生が調布FC(中学生)と練習試合でした。「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言います。あっという間の3カ月大切にしましょう。しかし、元旦から本当に悲しく、心配なことが続きました。私たちが直接手助けになることは少ないですが、気持ちだけでも寄り添うことができればと思います。 リスク社会論を説いたウルリッヒ・ベックは、科学技術の発展は社会に多大の恩恵 ()をもたらしたが、その反面で社会生活のリスク(危険)をも増大させたと言います。ここで大切なことは、リスクを徹底して管理することではありません。恩恵(富)は格差に応じて(豊かな人にはより多く、貧しい人にはより少なく)分配されるのに対して、リスク(危険)は、等しく(それも直接個人に)分配されてしまうということです。つまり、同じリスクを背負っても、豊かな人と貧しい人では、被る被害が格段に異なるということです。では、どうすれば良いのでしょうか?その答えの一つは、経済的格差や権力格差に関係なく蓄えることのできる資産、つまり、豊富な人的資源(人間関係)を形成しておくことです。人との繋がりは、豊富な経済資源でも解決できないリスクを軽減する可能性があります。ただ、単に人と繋がりを持つと言っても、何の関係性のない中で繋がっていくことは難しいものです。そこにスポーツの重要な役割があるのではないかと思います。スポーツの力で復興支援と言いますが、スポーツそのものに力があるわけではなく、スポーツを介した人の繋がりが力を発揮していくのでしょう。これからもサッカー(DURO )で繋がった人間関係を大切にしたいと思います。