今日は6年生の練習試合と2年生の調布市大会が中止になりましたが、4・5年生の練習試合は小平アベリアの方々の懸命なグランド整備のお陰で実施することができました。ご準備頂いた小平アベリアに感謝です。試合のほうは、全員が出場しながら、それぞれ自分の持ち味を発揮し内容的にも良いゲームができました。さて、昨日、「意外な出会い」について書きましたが、先日、意外な出会いが縁で今もお付き合いいただき、拙著「サッカーピラミッドの底辺から」でもご紹介した上高野FCの代表中村彰宏さん(アキさん)から連絡を頂きました。クラブ運営について何度かご相談を受けていたのですが、次年度からジュニアユースを立ち上げ、監督に元日本代表選手を招聘したそうです(公開はまだ先ですが)。アキさんとの出会いもとても「意外」でした。私がシンガポールに日本人プロサッカー選手の調査に行った際に、現地のサッカーに詳しい方として紹介されたのですが、実は、それが初めてではなかったのです。私が高校生を連れて全国高校サッカー選手権に出場した際に、事前合宿を千葉県の東海大学浦安高校でやらせていただいたのですが、その時のキャプテンがアキさんだったのです。アキさんも私たちのことをよく覚えていて、一気に打ち解けた関係になりました。アキさんは、高校を卒業した後、東海大学でプレーしましたが、大学卒業後は一般企業に就職していました。ところが、偶然目にしたシンガポールのプロサッカーリーグSリーグのセレクションを軽い気持ちで受けてみたら合格したということでした。急遽会社を辞め、シンガポールでプロサッカー選手になったアキさんは、その後、11年間、計6チームに所属し、 Sリーグにおける日本人最長在籍期間及び最多出場試合を記録しましたた。日本人プロサッカー選手だけでなく、ローカルの選手やシンガポールサッカー協会の関係者にも一目置かれる存在だったようです。さらに、引退後は、少年サッカークラブ(GFA)を立ち上げ、会員数500名を超えるシンガポール一のクラブにまで成長させました。そして、2019年にGFAを売却し、家族とともに故郷の埼玉県に戻り、自分の出身クラブ「上高野FC」(父親が創設)の代表に就任されました。練習試合などの交流だけでなく、クラブ運営の情報交換など、「意外な出会い」の続きを楽しみたいと思います。