今日は一日中冷たい雨でした。しかし、6年生はどうにか五本木FCと練習試合ができました。五本木さんに感謝です。さて、季節的には、野球からサッカーの季節になりました。Jリーグも、優勝そして昇格・降格争いが佳境に入りました。ヨーロッパは秋春制なので、これからさらに熱気を帯びてきますね(日本も来季からいよいよ秋春制の導入です)。一方、大谷、山本で盛り上がったメジャーリーグも終了し、ひと段落かと思いましたが、すでに来年3月開催のWBCが話題になっています。中でも、日本国内での独占中継権をネットフリックスが獲得したことに賛否両論あるようです。前回のWBCでは40%以上の視聴率を叩き出しただけに日本のTV局だけでなくNPBも気が気ではないでしょう。コミッショナーは「自由に視聴できる環境ではなくなってしまう。何らかの形で、日本での地上波放送を」と語っていて、あるTV局の関係者は「国民的関心事の大きなスポーツイベントを、多くの方々に無料で見ていただくことも、地上波の放送免許を持つ会社の使命」と主張していました。しかし一方では、高度経済成長期の時代とは異なり、メディアの役割としてスポーツを「拡める機能」は薄れているとの指摘もあります。また、WBCが「興行」である限り、経済優先になることは仕方ないことだとも言えます。Jリーグでは、2023年から2033年までの11年間でDAZNと約2,395億円の契約を結んでいます。この放映権料からの収益は、J1クラブは2.5億円、J2は1億円、J3は2000万円と一律で配分されます。また、各クラブの全試合の視聴者総数に基づいて分配されるものもあります(2024年度は約13.4億円)。さらに大きいのは、成績に連動してクラブが得る収入です。例えば、1位は分配金5億円と賞金3億円の合計8億円ですが、11位以下には支払われません。Jリーグ創設時は、成績に連動する傾斜配分は行われていませんでしたが、「ビッグクラブ」を作る方向に大きく舵を切ったということです。スポーツとお金、そしてメディアとの関係も新しい時代に入ったということでしょう。



