昨日の雪で予定した練習試合が中止になりました。お陰でオリンピックばかり見てます。高梨選手のウェア問題、色々考えさせられますね。根本的な考え方として、用具の発達や使用方法も含めてスポーツと見るのか、用具はあくまでも補助であり極力選手の能力で競うべきだと考えるかという二つに分かれると思います。そのせめぎ合いの中で競技が成立しているわけですが、勝利を目的とする競技スポーツでは、前者の考え方が主流とならざるを得ないでしょう。例えば、用具が身体の一部となる障害者スポーツでは、用具の開発を含めて競技力向上が進められています。相撲では指が入りにくいまわしや競泳では以前「浮く水着」もありました。サッカーでも、グリップ力を高めたインソールや相手に掴まれないユニフォームなど開発されてます。昔、カメルーンが相手に掴まれたらすぐに破れる(反則アピール)ユニフォームを着用したこともありましたね。しかし、サッカーやラグビーは圧倒的に用具の力が影響しないスポーツでもあります。だからこそ、戦術の進歩や開発により注目が集まるのだと思います。それがサッカーが見る人を惹きつける要素の一つにもなっていると思います。さて、用具とスポーツの話にはまだまだ色々あります。ドーピングは、身体を用具として捉えた結果という見方もできます。また別の機会に綴ってみたいと思います。