昨日は、4年生がFCトリプレッタ渋谷と練習試合。今日は、6年生が本町田FCと練習試合、5年生は午前中「わんぱくカップ」、午後は調布市リーグとサッカー漬けの1日でした。5年生は、「わんぱくカップ」優勝とまずまずの結果でした。この勢いを、Tリーグ参入戦に繋げて欲しいと思います。さて、全く話は変わりますが、W杯が終わり、次はWBCですね。昨日は大谷など代表選手の一部発表があり、ニュースでも大々的に取り上げられていました。W杯同様、盛り上がることは間違いないでしょう。サッカーは、イギリスで生まれ、植民地時代に南米やアフリカに、スペインやポルトガルなどによって「移植」されました。ブラジルはポルトガル語、アルゼンチンはスペイン語を使います。そのため、両国のサッカー選手がヨーロッパ移籍する際には、スペイン・ポルトガルがその窓口となります。植民地支配の逆の流れを辿るわけです。今回のW杯で大躍進したモロッコとフランスの関係も同様です。サッカーのグローバル化は、サッカーそのものの特性(ボールをゴールに入れるという単純さ)だけでなく、植民地支配という歴史的な背景もあるということです。一方、植民地時代の後に生まれた野球は、アメリカとの関係の近い、中南米や日本に限定される形で普及してきました。そのため、WBCW杯ほどのメガスポーツイベントになりづらい状況にあります。しかし、近年では、オランダ、イタリア、オーストラリアなどで盛んに行われるようになり、多くのメジャーリーガーも輩出しています。これは、移民国家アメリカから、移民ルーツの逆を辿っていると考えられます。実はこのような流れは、日本サッカーでも見られます。日本サッカーの創成期に活躍したネルソン吉村やセルジオ越後などの日系ブラジル人選手たちです。彼らが日本サッカーに果たした役割は多大なものがあったと言えますね(セルジオは辛口評論でまだ健在ですが)。このような視点で見ると、WBCに出場する野球大国(アメリカ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ、そして日本)だけでなく、ヨーロッパのチームに着目するのも面白いのではないでしょうか。