今日は、3年生が砧南SCと練習試合でした。新しい仲間も含め、一体感のあるゲームができていました。さて、昨日は野球のことについて書きましたが、今はラグビーシーズンも真っ只中。高校日本一には東福岡、大学日本一には帝京大学が輝きました。高校の部活ではサッカー部とラグビー部の仲が悪いケースがあります。あるあると言えばあるあるです。しかし、そこにはサッカーとラグビーの文化的な違いがあることも理由の一つです。ともに、イギリスで生まれ、上流階級の教育のために普及してきたスポーツですが、その後はいち早く大衆化しプロ化を進めたサッカーと、アマチュアリズムを堅持してきたラグビーは異なる文化的発展をしてきました。例えば、ラグビーの監督は試合中のコーチングだけでなくベンチ入りもできません。観客席で試合を見るだけです。審判に対しても異議は一切行われず、逆にコミュニケーションをとりながら試合が進められます。また、今でこそ変更されましたが、同点の場合、抽選で次に進むチームが決められていました。観客席では敵味方が入り乱れて応援します(ホームやアウェーはありません)。ノーサイドも同じような考え方ですね。W杯の国家代表も、国籍ではなくプレーしているチームの所在地によって構成されます(条件はありますが)。ある意味、このような「紳士的」で「真面目な」ラグビーからすると、ちょっと「チャラチャラ」した感があるサッカー文化は受け入れられないのかもしれません。しかし、ラグビー、サッカーともに互いにその文化的背景を理解し、取り入れることでそれぞれが一層発展していくのではないかと思います。ぜひ、子どもたちにもラグビーの試合を見てもらい、ラグビー文化の良さを理解してもらいたいと思います。