今日は1・2年生が9ブロックのキッズフェスティバルに参加しました。3・4年生は紅白戦で盛り上がりました。さて、昨日、朝からNHKを見ていたら、農民作家・山下惣一の生涯というドキュメンタリー番組がありました。私の研究の師匠である徳野貞雄先生(『道の駅』を考案した人)も少し出演されていました。このブログでは、サッカーを中心にスポーツのことを書いてますが、私のもう一つの研究テーマは「農村」です。農村のスポーツ研究では、日本で3本の指に入ると自負しています(やっている人が3人ぐらいしかいないので・・)。山下惣一は「成長よりも安定」「拡大よりも持続」「競争よりも共生」ということを説いています。これは農業・農村だけの話ではなく、社会全体に通じるものです。一方、スポーツは「より速く、より高く、より強く」を標榜し、その対局に位置します。しかし、スポーツ組織(クラブ)も、一つの社会(集団)ですので、「安定・持続・共生」がこれからの運営には重要になってくるのではないかと思います。現在、いろんなところで少子高齢化が問題になっていますが、農村では50年も前から少子高齢化に対応し生き延びています。つまり、農村は社会の最先端を行っていると言っても過言ではありません。小津安二郎監督は、「古くならないことが新しい」と言ってますが、農村(農民の暮らし)から学ぶべきことは沢山あるようです。DURO も、色んなチームとの関係を大切にし(共生)、長く(持続)、そして「安定」したクラブ運営を目指したいと思います。