今日は6年生が浦和レッズジュニアと練習試合でした。冷たい風が降る中で、良いトレーニングになりました。当然、ボールを保持される時間は長かったのですが、その中で何をやりたいか、やらなければいけないか、一人一人が考えトライするプレーも随所に見られました。もっともっとミスを恐れずトライして欲しいですね。ボール保持(ポゼッション)と言えば、最近では、勝利との関係から議論されることがほとんどなくなりました。昨日の天皇杯でも、J 1柏対J 2熊本では、ポゼッション率34対64、シュート数14対5、得点4対0というデータでした。実力の劣るチームが、守備を固めてカウンター狙いと言う戦術は、昔からあります。しかし、力のあるチームが、ポゼッション率で圧倒的に劣りながら(意図的に)、勝利するというのは、ここ10年ほどで大きな流れになっているようです(町田ゼルビアもそうですね)。つまり、得点を得るために必要なことが大きく変化したのだと思います。その答えは「スペース」です。特に、足で行う競技のサッカーは「ミスのスポーツ」と言われます。だからこそ、「スペース」は重要になってきます。有効なスペースを作り、使う。逆に言うと、ポゼッション率を高めて、得点に必要な「スペース」を作ることも可能なわけです。このことは、ラグビーも同じで、日本対アルゼンチンを観ていて感じました。得点を得るためにだけでなく、ピッチの至る所で、「スペース」の奪い合いがあり(どんな狭い所でも)、それに勝利した方が試合に勝つ確率が高まるということだと思います。