今日は雨の影響があり、3年生の練習試合は中止になりましたが、5年生は富士見丘少年蹴球団と6年生はFCエスペランサと練習試合ができました。私は本務の関係で帯同できませんでした。本務というのは、学生向けの学会開催の担当になっており、卒業論文の優秀論文の発表や講演会の対応をしておりました。講演会では東日本少年矯正医療・教育センターの法務教官の方が「少年院における矯正教育」についてお話をされましたが、知らない世界のことでとても興味深かったです。少年院に入るような犯罪を犯してしまう子どもたちの中には、家族関係の不全の影響で脳そのものにダメージを受けている場合があるそうです。おそらく極端な状況なのでしょうが、家族環境が心理面だけでなく、生体にも影響を与えるということらしいです。子どもの成長を期待して、あれこれ要求するよりも、まずは夫婦関係、親子関係を見直すことが大切ですね(サッカー選手としての成長にも同じことが言えそうです)。また、少年院では、生活指導を中心に教科指導、職業指導、特別活動指導、そして体育指導があるそうです。指導の5本柱だそうですが、その中に体育があるので少しびっくりしました。サッカーやバレーなどのスポーツを通して協調性などを養うそうです。矯正というと、何か間違ったものを正しい方向に持って行くとイメージですが、その手段としてスポーツが有効だということでしょう。ただ、個人的には、もっと気軽にスポーツを楽しむで良いのではないかと思います。少年院という閉ざされた空間で、これまでの殻を破って楽しむ。それがスポーツで良いような気がします。私たちも、日々の生活の中で、どこかで憂さを晴らしながら過ごしていますからね。