今日は台風の一日、練習試合などは全て中止でした。連日、W杯のニュースや話題で持ちきりですね。キュラソーやカーボベルデの話題もその一つです。キュラソーは、人口わずか15万人ほど(調布市は約24万人)だそうです。サッカー人口にいたっては6千人ほどで、アマチュアリーグしかありません。しかし、サッカーは「王のスポーツ」と呼ばれ、絶大な人気があります。オランダ王国の構成国なので、代表選手のうち12名はオランダの世代別代表を経験している選手で、ほとんどの選手がキュラソーでは暮らしたことがないそうです。そのキュラソーが、ドイツに勝ったエクアドルから勝点を獲得しました。そして、もっと驚かされたのはカーボベルデですね。カーボベルデは元ポルトガル領で人口約60万人、面積はキュラソー(滋賀県)と同じぐらいです。代表選手を選出するのに、「カーボベルデ系」「プロサッカー選手」「ユース国際大会」といったキーワードで検索して、該当した選手にひたすらDMを送ったそうです。当然、カーボベルデに行ったこともない(代表になってからも)選手もいるわけですが、「ルーツ」は大きな根拠となっているようです。そして、予選リーグは、スペイン、ウルグアイに引分けて決勝トーナメントに進出、凄いですね。昨年の日本代表より「衝撃」があります。参加国が拡大された影響もありますが、サッカーを通して世界を知る良い機会となっていると言えますね。一方で、今回のW杯が典型的な「スポーツウォッシング」となっていることにも注意が必要です。「スポーツウォッシング」とは、スポーツを利用して人権侵害や政治的問題から国際社会の目をそらし、国家や政権のイメージ向上を図ることです。今回のW杯の華やかさの裏側で、アメリカでは過酷な移民取締りや差別的政策、在米のイラン系住民らによる現体制への抗議デモ、メキシコでは犯罪組織による13万人以上の行方不明者や公立教員のデモなどが起きています。「ウォッシング」ではなく、W杯がそういう社会問題に目を向ける機会にもなれば良いのですが。